毎月学研教室に関わる人たちを紹介している「学研の中の人」。今月は東日本支社の長岡事務局(新潟県)所属の白井恵さんです。社歴14年で支社ではチーフマネージャー、事務局では事務局長というベテランからお話をうかがいました。
日頃のお仕事を教えてください
普段は長岡事務局で管轄内の新しい学研教室の立ち上げ、そして67ある教室の先生方への教室運営や指導面でのサポートを担当しています。支社の仕事としては、新人マネージャーの育成にも携わっています。
今の時期は、先生方と電話やZoomを使ってコミュニケーションを取ることが多くなっています。月に一度の研修会や指導者ゼミ(勉強会)もオンラインと対面併用で行っています。普段ならば50~60人の先生方にお集まりいただいていたのですが、今は少人数分散型にせざるを得ません。Zoomにも先生方がすっかり慣れてくださったので、勉強会なども普段と変わりなく進めていただいていることはありがたいと思っています。
お仕事で楽しいと感じることは何ですか
子どもたちのために、どうしたら教室がよくなるかというお話を先生方とできることですね。私たちが背中を押すことで学研教室を始めてくださった先生たちが、苦労しながらも、やりがいを持って自分の夢を実現していく姿や、教室に生徒さんたちが集まってくれている様子を見ることは嬉しいですね。そして保護者の方からの感謝の言葉や、子どもたちの成長のエピソードを通して、この仕事のすばらしさについてお聞かせいただく時、学研の先生を選んでもらって本当によかったと感じます。
昨日お話しした先生は高校の先生だった方で、育児休暇中に初めて説明会に来られ、それから1年くらい経って開室された方です。今は学研教室の先生になって2年経ったわけですが、有志の先生方と開催している勉強会などにも「仲間の先生たちがいることで、新人に近い私でも頑張ることができている」とおっしゃって出席され、そうした自己研鑽の成果もあって教室にはたくさんの生徒さんが集まっています。本当にいい仕事ができていると感じていただいているようで、「白井さん、1年間待っていていただいてありがとうございました」と言っていただいて、本当に嬉しく思いました。
難しいと感じることは何でしょうか
たとえば研修会の場なら、私は先生方にとって1対55の1のほうです。だからこそお一人お一人にお話をする時にかける言葉は、私が思う以上に残ると思います。長いキャリアをお持ちの先生が、私が新人時代に言った言葉を思い出して「あの時白井さんがこう言ってこうだったから…」と言われることもあります。
マネージャーとして、教室をよりよくするため、先生の夢を一緒に実現するために伴走しているつもりですが、自分の言葉が先生にとってベストな答えかどうかの判断はとても難しいと思います。
学研教室の方向性や、その時点で最も大切なことをお伝えする研修会でも、先生方が少しでもやる気が出て、「これだったら頑張れそうだな」と思えるようにお伝えしたつもりが、うまく伝わっていないこともあります。私の意図が伝わるかどうかということは、子どもたちにも影響がありますので、研修会の組み立ては何年経っても毎回、苦心を重ねています。伝え方はとても難しいですね。
学研教室のよいところは何ですか
学研教室は、「テストの点数が上がる」といった目に見えることだけではなく、子どもたちが中学・高校・大学と進学して社会人になった時に生きてくる力をつけることができる場所です。先生方も、子どもたちを長い目で見守る中で、ちょっとした変化に対して保護者の方よりも敏感なところがあります。認めるべきところを認め、自信を持てるようにするところが学研教室のよさだと思います。
お子さんたちの学力はさまざまです。勉強がすごくできる子もいれば、勉強が苦手で学研教室に来る子もいます。ただ、苦手なお子さんなりにも変化や進歩は必ずあります。その変化に気づいた先生の言葉によって自信が持てるようになり、学力がぐっと伸びる子もいるのです。学校では消極的で授業中もなかなか手を挙げられなかった子が、学研教室の先生の言葉で自信がついて、学校でも積極的に授業に参加できるようになったという話も先生方から聞きます。他の学習塾にはない学研教室のよさだと思います。
会員さんたちにひと言
今、日常生活が大きく変わっています。今年はいろいろな思いをしたことと思います。困ったり悩んだりした時は、みんなのことを考えてくれる学研教室の先生が近くにいるので、先生方をどんどん頼って相談してくださいね。
雪が多い季節など、手袋・長靴に上下スキーウェアを着込んで、顔を真っ赤にしながら教室にやってきて、「先生こんにちは」とあいさつしてくれる姿を見ると、それだけで「よく来たね。偉いね」と声をかけたくなります。ハグしたくなるくらいです。雪の日も、暑い夏の日も、たくましく元気に通ってくれるみなさんから、先生方も私もたくさん元気をもらっています。
先生方にひと言
先生方には、本当に感謝しかありません。寸暇を惜しんで子どもたちのために心を砕いてくださり、保護者の方々の子育てを支えていただいています。今回のコロナの件でも、自宅学習やZoom導入などの変化にも柔軟に対応していただきました。自分がやらなければ子どもたちの学びが止まってしまうという強い気持ちで前に進んでいただいている姿勢は本当にかっこいいです。これからも地域の子どもたちのため、そして先生方ご自身が楽しく幸せにお仕事をしていただけるよう私たちがサポートしていきますので、一緒に頑張りましょう。
未来の先生方にひと言
教えることに興味があるとか、子どもが好きという気持ちがある方なら、ぜひ一歩踏み出していただきたいと思います。教えるという仕事が初めての方も多いのですが、私たち事務局はもちろん、仲間の先生たちが全力で支えるのが学研教室です。決してひとりではなく、みんなで夢の実現のサポートをしていきます。まずは説明会に来ていただいて、ぜひお会いしたいと思います。
ある幼稚園の園内で開室している教室の先生は、園児の保護者向けの先生募集説明会をきっかけに先生になられた方で、初めてお会いした時は本当にふんわりした感じの印象でした。でもキャリアの中でいろいろと経験されながらすっかりたくましくなられて、13年目となった今では80名ほどの生徒さんを指導されているほか、先生同士の勉強会でもリーダー的存在として地域の学研教室全体をよくするためにご尽力くださっています。
学研教室の先生になりませんか
白井さんは、この仕事での恩師と呼べるある方にこう言われたことがあります。
『あなたの家族だったらという思いで先生方に接しなさい。あなたのお姉さん、妹だったらどうしてあげたいか。そのような思いで先生方のことを考え、子どもたちのことを考えて、いい教室になるように接していくように』
2007年の中越沖地震の際や、水害のあった後などは、白井さんは先生方の安否確認を行うだけでなく、断水した教室に車で水を届けて回ったり、被害の大きかった教室の後片付けを手伝ったりしたということです。白井さんの行動は、恩師の方の言葉とも重なります。
学研教室では、白井さんのように人を大切にする多くのスタッフが教室運営を支えています。教えることが好き、子どもが好きであれば、資格は十分です。
説明会は全国で開かれています。
こちらのページからお近くの会場を探してみてください。実際の教室の様子は
こちらのページでご覧いただけます。
先輩先生のインタビューも参考にしてください。
学研教室で、かっこいい先生になってみませんか。
=こちらのコラムも読まれています=
・生徒一人ひとりの「誰にも負けない力」を知っている学研の先生
・とにかく先生方が素晴らしい。それが学研教室です
・地域における心のよりどころとなる学研教室
・教える人たちの助けになりたい
・学研教室は、未来を作る仕事につながる場
・良いことをしていると思える仕事。それが学研教室の先生。
・先生独自のカラーを出せる教室を作っていくお手伝いをしたい
・「来て良かった!」研修会から笑顔になって帰っていただけるように
・私たちはみな、子どもたちの顔を思い浮かべながら仕事をしています
・英語を使って「できる!」を増やしてほしい
・子どもたちの算数スイッチをONにする教材を!
・生徒さん、先生方、保護者の方々すべて、そして私自身もHAPPYに
・笑顔と元気を大切に
・子どもたちに国語の楽しさを感じてほしい!
・こういう人がやっています! 学研教室の中の人
- DATE
- 2020.09.24 11:00:37 木
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