働く主婦の実像in 2016

主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が行った『働く女性の2016年』というアンケート調査から、働く主婦のさまざまな側面が垣間見えます。

女性が働きやすくなった実感「ない」が前年比6.9ポイント増加

Oh my god
(出典元:Pixabay

2015年度統計では約7割(71.4%)だった「働きやすくなった実感がない」派が、2016年には78.3%と8割近くにまで増加した事実は特筆に値するでしょう。ここで思い出すのは、新語・流行語大賞のトップテン入りした「保育園落ちた日本死ね」というショッキングなフレーズでクローズアップされた待機児童問題です。働く主婦にとって、〝働きにくい〟要因の中でも決定的なものだったに違いありません。

先送りされ、手つかずのまま放って置かれた感が否めない待機児童問題。ここで決定的な理由をつまびらかにすることはしませんが、こうした〝長い間改善されていない根本的問題〟が特に意識され、大きなマイナス要素として数字に表れたのでしょう。

働きやすくなった実感「周囲の社員の理解が進んできた」

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(出典元:photo-ac

次に働きやすくなった実感が「ある」と答えた人たちの回答を見てみましょう。「周囲の社員の理解が進んできた」(46.3%→36.5%)、「女性マネジメント層の数が増加した」(31.6%→20.6%)という減少傾向の項目もあるものの、「育休、産休の女性を支持する制度が増えた」(38.2%→52.4%)、「家族の支援が得られるようになった/増えた」(28.7%→36.5%)という前向きなニュアンスも見てとれます。

特に感じられるのは、育休・産休の女性を応援するための制度整備が着々と進んでいる現状です。家族の支援の中でも、最も積極的に参加しているのは、やはり夫たちでしょう。朝のゴミ出し程度ではなく、ご飯を食べ終わったらせっせと食器を流しに運んで家族の食器を洗い、その後取り込んである洗濯物をたたむ。そんな姿が思い浮かびます。

マネジメント層に属する女性の絶対数が少ない中、働く主婦の実体を理解している社員はまだ少ないかもしれません。ただ、制度を利用する女性たちに対する同僚の温かい視線は感じられるし、さまざまな場面で支えてくれる家族にも感謝している。2016年は、こういった思いが表面化したのかもしれません。

1日の中で最も優先した時間「仕事時間」が前年比5.6ポイント増加

指さすビジネスウーマン
(出典元:Pixabay

働く主婦の1日の時間割を見てみましょう。調査に含まれる時間の優先順位に関するグラフから、日々の生活パターンや動線が浮かび上がってきます。2016年統計では、「1日の中で最優先したのは仕事時間」と答えた人たち(19.3%)が前年比5.6ポイント増加しました。その後続くのが「家族のコミュニケーション」(19.3%)、「家事時間」(15.3%)という並びになっています。1位と2位がくしくもまったく同じ数字なので、同率1位としましょう。なので、4番目まで紹介しておくと「育児時間」(14.2%)となります。

3位、4位も家族のための時間です。動線を軸に考えると、家のリビングやキッチン、そして子ども部屋で過ごすのと同じくらいの時間を、職場で過ごしている働く主婦たちをイメージできるでしょう。仕事のための時間のプライオリティは、家族のコミュニケーションのための時間と同である、といえるでしょう。

最後に、2017年の展望を紹介しておきます。「2017年は女性が働くことについて、どのような年になると思いますか?」という質問に対して一番多かった回答は(29.5%)、「企業が、女性が働くことの価値をさらに認める年」でした。
仕事時間への価値観を高める働く主婦たちと、その思いを受け止める企業。2017年は、そんな関係性が強くなるための、基礎ができる年になるかもしれません。

DATE
2017.03.30 19:03:07 木
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主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』の調査機関しゅふJOB総研が行った『働く女性の2016年』というアンケート調査から、働く主婦のさまざまな側面が垣間見えます。

女性が働きやすくなった実感「ない」が前年比6.9ポイント増加

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2015年度統計では約7割(71.4%)だった「働きやすくなった実感がない」派が、2016年には78.3%と8割近くにまで増加した事実は特筆に値するでしょう。ここで思い出すのは、新語・流行語大賞のトップテン入りした「保育園落ちた日本死ね」というショッキングなフレーズでクローズアップされた待機児童問題です。働く主婦にとって、〝働きにくい〟要因の中でも決定的なものだったに違いありません。

先送りされ、手つかずのまま放って置かれた感が否めない待機児童問題。ここで決定的な理由をつまびらかにすることはしませんが、こうした〝長い間改善されていない根本的問題〟が特に意識され、大きなマイナス要素として数字に表れたのでしょう。

働きやすくなった実感「周囲の社員の理解が進んできた」

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(出典元:photo-ac

次に働きやすくなった実感が「ある」と答えた人たちの回答を見てみましょう。「周囲の社員の理解が進んできた」(46.3%→36.5%)、「女性マネジメント層の数が増加した」(31.6%→20.6%)という減少傾向の項目もあるものの、「育休、産休の女性を支持する制度が増えた」(38.2%→52.4%)、「家族の支援が得られるようになった/増えた」(28.7%→36.5%)という前向きなニュアンスも見てとれます。

特に感じられるのは、育休・産休の女性を応援するための制度整備が着々と進んでいる現状です。家族の支援の中でも、最も積極的に参加しているのは、やはり夫たちでしょう。朝のゴミ出し程度ではなく、ご飯を食べ終わったらせっせと食器を流しに運んで家族の食器を洗い、その後取り込んである洗濯物をたたむ。そんな姿が思い浮かびます。

マネジメント層に属する女性の絶対数が少ない中、働く主婦の実体を理解している社員はまだ少ないかもしれません。ただ、制度を利用する女性たちに対する同僚の温かい視線は感じられるし、さまざまな場面で支えてくれる家族にも感謝している。2016年は、こういった思いが表面化したのかもしれません。

1日の中で最も優先した時間「仕事時間」が前年比5.6ポイント増加

指さすビジネスウーマン
(出典元:Pixabay

働く主婦の1日の時間割を見てみましょう。調査に含まれる時間の優先順位に関するグラフから、日々の生活パターンや動線が浮かび上がってきます。2016年統計では、「1日の中で最優先したのは仕事時間」と答えた人たち(19.3%)が前年比5.6ポイント増加しました。その後続くのが「家族のコミュニケーション」(19.3%)、「家事時間」(15.3%)という並びになっています。1位と2位がくしくもまったく同じ数字なので、同率1位としましょう。なので、4番目まで紹介しておくと「育児時間」(14.2%)となります。

3位、4位も家族のための時間です。動線を軸に考えると、家のリビングやキッチン、そして子ども部屋で過ごすのと同じくらいの時間を、職場で過ごしている働く主婦たちをイメージできるでしょう。仕事のための時間のプライオリティは、家族のコミュニケーションのための時間と同である、といえるでしょう。

最後に、2017年の展望を紹介しておきます。「2017年は女性が働くことについて、どのような年になると思いますか?」という質問に対して一番多かった回答は(29.5%)、「企業が、女性が働くことの価値をさらに認める年」でした。
仕事時間への価値観を高める働く主婦たちと、その思いを受け止める企業。2017年は、そんな関係性が強くなるための、基礎ができる年になるかもしれません。

2017.03.30 19:03:07 木