学研教室のスタッフ紹介、第6回目は幼児から中学生まで幅広い世代の子どもたちのための英語教材の編集を担当している小島鳩子さんです。英語は大好きではあったものの、決して得意ではなかったという小島さん。それでも、周囲の先生たちのおかげで中学・高校時代も「英語が好きだ」という思いは変わらず、大学でも英語を専攻していたそうです。「子どもたちも英語を好きでいてほしい」というその思いは、学研教室で使う英語教材を作る立場になった今も生き続けているようです。
日頃のお仕事を教えてください
教務部幼児・小学課の所属で、専門は英語です。英語に関して言えば中学まで担当しております。現在は北日本支社で、北日本地域のスタッフや指導者にも支えられながら現場目線で教材制作等を行っています。
主な仕事として、英語教材の編集と指導者の先生方に向けた英語の研修を行っています。学研教室で英語を学習する場合、メインとなるコースでは算・国・英の3教科を同時に学習しますが、それとは別に、週に約1時間、グループレッスンスタイルで英語を学習するコースがあります。今年は特に、このグループレッスン用の教材も改訂を行っています。
学校でも、英語の授業というのはこれまで文法ベースでしたが、今後は英語が使われる場面とそこで使われるフレーズなどの表現を学習し、それをどのように“自分ごと”にして話していくか、表現していくかということが大切になります。学研教室の英語教材も、英語を使って子どもたちの「できる!」が広がるような教材を目指しています。イラストや写真をたくさん使いながら、自分ならどう考えるか、どのように表現するかなど、“その子らしさ”を引き出す教材作りをテーマの一つにしています。たとえば、最近の英語のテストでは、「1分間であなたの夢について考えて30秒で話しなさい」というような問題が増えています。こうした問題にも対応できるよう、いろいろな“お題”を通して、英語で考え英語で表現できるような教材を制作しています。
他にも、月に一度、学研教室の指導者向けに刊行している情報誌『Smile』の編集を担当しています。最新の教育情報や、教材の改訂情報など、毎月ホットな話題をお届けしています。
お仕事で楽しいこと、難しいことを教えてください
指導者の方にご協力いただき、実際に教室でも子どもたちの指導をしています。学んだ英語を使って、自分のことを表現できるようになっている子どもたちの姿を見るのは、とても喜ばしいものです。学んだばかりの言葉を使ってその時の自分の気分を英語で言えたり、前に学んだものを含めて尋ねてみても、それもきちんと返すことができたり……。学習したことが定着して、コミュニケーションがきちんと取れているのです。最初はあまり話さなかった子も、回を重ねると発音も表現力も、本当に良くなります。
今作っているグループ学習用の教材で言えば、答えがないもの(=一人ひとりの気持ちや考え)を表現できる教材を制作しています。その加減が難しくもありますが、子どもたちの意見や考え方は全員違うはずなので、その違いを大切にできる教材にしています。簡単なものではダメだし、難しすぎてもやる気を失ってしまう。背伸びしてちょうど届くくらいの難しさにして、子どもたちの力を伸ばしていくことに挑戦しています。
学研教室は、教材に加え、指導者のご指導があって子どもたちの力が100パーセント引き出せると考えています。指導者にとって子どもの気持ちを引き出しやすいもの、子どもたちにとって知的好奇心がくすぐられる楽しいものにしていくということにやりがいを感じています。

本社や他支社メンバーともテレビ会議などを通して密にコミュニケーション
学研教室のよいところを教えてください
学研教室の英語教材を担当する前には、学研グループの出版部門である学研プラスで国語の参考書を作っていました。今感じているのは、国語や算数で学ぶ表現力や論理的思考力が英語の学習にも活かされるということです。
学研教室では、多くの会員は、英語と同時に算数・国語を学習します。算数や国語で培った論理的に考える力や相手のことを意識して表現する力などが、英語を学習するためにも大切な要素になります。幼児・低学年から3教科同時に学習することができることは、学研教室の強みであり、よいところだとおすすめします。
学研教室は、外国人の講師が教える教室ではありません。ですが、日本人の先生であるからこそ、子どもたちが安心して英語との最初のタッチポイントを学研教室で迎えることができます。毎回、英語で「できる!」という成功体験を経験させることができることも、学研教室のよいところです。
学研教室の先生、募集中です
さて、英語教材のご担当ということで、ここまでは小島さんのお話のうち英語に関することを中心にお伝えしました。次回、会員さんや先生、先生志望の方たちへ小島さんからのメッセージをお伝えします。
学研教室では、先生になっていただける方を募集しています。小島さんのお話にもあったとおり、学研教室は万全なバックアップ体制を整えて先生志望の方々をお待ちしています。説明会を全国各地で随時行っておりますので、
こちらのページでお近くの会場を検索してみてください。実際の教室の様子は
こちらのページでご覧いただけます。
先輩先生のインタビューも参考にしてください。
子どもたちと真摯に向き合っていく心があれば、すてきな教室を作って運営し、子どもたちが安心して学べる環境を提供することができるかもしれません。それで救われる子どももいるかもしれないのです。ご自身の可能性を活かしていく場として、学研教室を考えてみませんか?
=こちらのコラムも読まれています=
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・「子どもたちに国語の楽しさを感じてほしい!」 学研の中の人 VOL.2
・笑顔と元気を大切に 学研の中の人 VOL.3
・生徒さん、先生方、保護者の方々すべて、そして私自身もHAPPYに 学研の中の人 VOL.4
・子どもたちの算数スイッチをONにする教材を! 学研の中の人 VOL.5
- DATE
- 2019.10.24 11:00:41 木
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