毎月1回、学研教室の運営に携わる人を紹介するこのコラム。今回ご登場いただくのは、2020年4月に入社、研修を経て7月から西日本エリア員として福岡で活躍されている坂井真衣さんです。大学で日本語教育学(日本語を外国人に教えるための学問)を学んだ経験から、将来は教材編集を通して、「ことば」で日本中の子供たちの学びを根本から支える仕事をしてみたいという思いを抱いています。
日頃のお仕事をおしえてください
7月から福岡で西日本エリア員として働いています。今は週4回、15:30~19:00の時間帯に業務提携教室「キッズハウス教室」で指導者をしていて、それ以外の時間は会社でエリア業務をしています。
エリア業務は多岐にわたります。例えば、エリアキャンペーンといってエリア内すべての先生方の実績をランキングにして、上位の先生に賞品をお渡しするというキャンペーンを行ったり、先生方が子供たちに送る年賀状を準備したりしています。また、毎月事務局ごとの定例研修があるので、その日程調整や人員配置を管理しています。
教室では、子どもたちの学習指導はもちろん、宿題採点、無料体験のご対応、保護者面談、翌日分の子どもたちの教材のセッティングなどを行います。
楽しいと感じることは何ですか?
嬉しく感じることでも良いですか? 嬉しいのは、保護者の方から評価された時です。最近入会された子どもさんの保護者の方から「うちの子、学研教室だけは本当に楽しそうに行くのよ。いつも楽しそうにご機嫌で帰って来るし。」という言葉を頂いたのはとても嬉しかったです。この子どもさんには成績の良いお兄ちゃんがいて、ご家庭でなんとなく比べられ、あまり褒められた経験がなかったようです。「褒められるのが嬉しいみたいで。」とお母様は言葉を続けられました。
学研教室には「あせらず ほめて よくばらず」という指導のモットーがあります。これはどの教室でも徹底して行われていて、私がお手伝いしている教室も例外ではなく、誰に対しても小さいことでもたくさんたくさん褒めます。教室の専任講師の先生もとても優しくて、子どもたちにはもちろん、私に対してもすごく褒めてくださいます。子どもたちからは愛され、保護者の方からは信頼が厚い、そして私は福岡の母だとさえ感じている、そんな素晴らしい先生がいらっしゃることが学研教室の強みであると身をもって感じます。
難しいと感じることは何ですか?
難しいと感じるのは、学研教室がもっている様々なコンテンツの魅力を言語化し、保護者の方々や指導者のみなさんに伝え、その価値を実感していただくことです。例えば、保護者面談の際にお子様に合わせて英語のコースアップや学力テストをお勧めする機会があります。私はこうした時に情報を上手に伝える術を持ち合わせていないのが今の課題です。今は、尊敬している先輩に面談の様子を報告して、どのように話すべきだったかを教えていただいています。
そして保護者のみなさんに学研教室の価値を確かに享受していただくためには、指導者のみなさんのご理解が不可欠です。私は今、指導者として保護者の方々に学研教室の価値を伝えている段階です。しかし今後は学研の人間として、指導者の皆さんや、これから指導者になってくださる皆さんに学研教室の価値を伝える段階にいく必要があります。今、学研教室の良さを現場で体感できている私だからこそ伝えられる言葉がきっとあると思うのです。
「指導者になりたいけど実情はどうなんだろう。」「教えるって大変なのかな。指導以外にもお仕事があるのかな。」こんな風に思っている方々をはじめ、学研教室の先生になるという生き方を選ぼうとしている方々にとって、先生経験者の私のリアルな声はきっと聴きたい情報の一つなはずです。それを確実に伝えられるような人材に、早くならなければと感じています。
学研教室のよいところを教えてください
1つ目に、理念の最終到達点が「成績をあげる」ではなく「生きる力を育む」となっているところです。AIが人間の仕事を奪うといわれている今の時代において、本当に必要なのは「受験力」ではなく「生きる力」だと強く思います。学研教室オリジナルの学力テスト「『明日の学力』診断(あすがく)」もこうした理念に基づいており、測るのは知識ではなく「思考力・判断力・表現力」といった「生きる力」です。こちらのテストもぜひ全国の子供たちに受けていただきたいと思っています。
2つ目に、指導者の方々にとっては自分の価値を実感できるだけでなく、それをより高めていける場所になっているところです。指導者の方々は子どもたちにとって、第二の母、第二の父になります。子どもたちの保護者にとっては、信頼できる育児の相談相手になります。そして弊社にとってはかけがえのないビジネスパートナーになります。ご家族の目には、いつも生き生きと楽しそうに働く姿がまぶしく映るでしょう。学研教室でご自身の価値を高め、それを実感できる日々はきっととても楽しいです。私は、学研教室の先生という生き方をいつもうらやましいとさえ思っています。
会員さんへのメッセージ
週に2回学研教室にきちんと通って、お休みの日にも宿題をきちんとやってくるみなさんは、とてもとてもえらいです。学研教室で学習習慣が身についたみなさんにとって、これからの人生、怖いものはひとつもありません。会員のみなさんよりちょっと先輩な私が今思うのは、人生は学校以外での勉強とか、学ぶ姿勢とか、そういうのがとても大切であるということです。
今学習習慣を身に着けたみなさんは、きっと学校を卒業して社会に出た後もスマホを使って調べ物をしたり、もっと知りたいと思う分野は本を読んで深く学んでみたり、そういうことが自然にできるようになっているはずです。こうした能力は、多様な生き方が認められ、先の読めないこれからの時代にはとても価値のあることだと思います。学習習慣、あなどれないですよ!これからも週2回、にこにこ元気なお顔を先生方に見せつつ、自分の学習習慣も、学力も、確固たるものを身に着けちゃってください。学研教室会員のすべてのみなさまが幸せな未来を歩けるように、私も自分のお仕事をがんばります!
先生方へのメッセージ
いつも学研教室でのご指導、本当にありがとうございます。先生方は、子どもたちにとっても弊社にとってもかけがえのない存在です。今、学研教室は次の時代を見据えて改革を行っている真っ最中です。ご理解をいただきました全ての先生方のお気持ちを、絶対に無駄にはしません。これは新入社員の私でもわかることです。これからも、先生方にとって働きやすい学研教室であるために、私たちは先生方と一緒に走り続けます。
そして、私が7月から半年間お世話になりました福岡の姪浜にある教室の先生方は、私にとってまさに福岡の母といえる存在でした。青森から福岡に来た私の食を心配して食材を分けてくださったり、少し落ち込んだ時には「坂井さんは十分頑張っているわよ」とおっしゃってくださったり。先生方は、子どもたちにとっての先生であると同時に、私の先生でもあると思っています。これからも、多くのことを学ばせてください。
未来の先生方へのメッセージ
「学研教室の先生」という生き方は、想像以上にご自身の人生を深いものに、そして豊かなものにしてくれます。「なんとなく最近自分の人生を考え直している。」「このままの働き方でいいのかな?」「もっと社会貢献をしてみたい。」など、岐路に立っている多くの方々が、今日も学研教室の門戸をたたき、決意し、新しい人生を歩み始めています。あなたにとっても私たちとの出会いが、人生をちょっぴり考え直す機会になると嬉しいです。学研教室の先生になってみた私が、この仕事を、自信を持っておすすめします。
学研教室の先生になってみませんか
坂井さんは、さらに次のように話してくださいました。
「私は言葉にこだわって生きてきて、大学時代も言語学系の勉強をして、自分の言葉で誰かの人生をより良くしたいという思いで入社しました。私が発した言葉で教室指導者という生き方を選ばれたり、私の書いた言葉や作った教材で子どもたちが勉強を楽しく感じたりしてくれたら、これ以上に嬉しいことはありません。そしてゆくゆくは教材編集を通して、日本中の子どもたちの学びを根本から支えていきたいと思っています」
大学時代に日本文化の授業で短歌を学び、少ない語数でドラマを作り出すその“エモさ”(言葉で説明できないような感動)に魅了された坂井さん。その時々の感情の機微やバイトでのちょっとした愚痴、就活、社会人になる不安と期待、たくさんの感情を短歌にしてゼミのメンバーとシェアしていたそうです。言葉にこだわる姿勢は、こうした面でも出ていたのかもしれません。

坂井さんの愛読書
全国展開の学研教室では、坂井さんのように熱い思いを抱く人たちが全力で先生方のバックアップにあたり、先生方とともに子どもたちの成長をサポートしています。指導経験がある方はもちろん、経験がまったくないという方も安心して飛び込んでいただけます。子どもたちのために、教室を作っていただける方を募集しています。子どもが好き、教えることが好き。資格はそれで充分です。説明会は全国で開かれています。
こちらのページからお近くの会場を探してみてください。Zoomによるオンライン説明会も行っています。実際の教室の様子は
こちらのページでご覧いただけます。
先輩先生のインタビューも参考にしてください。学研教室で、子どもたちが「誰にも負けない力」を見つける過程を手伝ってみませんか。
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・教える人たちの助けになりたい
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・先生独自のカラーを出せる教室を作っていくお手伝いをしたい
・「来て良かった!」研修会から笑顔になって帰っていただけるように
・私たちはみな、子どもたちの顔を思い浮かべながら仕事をしています
・英語を使って「できる!」を増やしてほしい
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・生徒さん、先生方、保護者の方々すべて、そして私自身もHAPPYに
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- DATE
- 2021.01.28 11:00:28 木
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